真夜中の世界地図

男のオネショ小説

新作小説執筆しました!!
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青く抜けるような空に筆でなぞったような跳ねた雲。

夏の日差しが海面に反射してきらきらと輝いていた。

俺はドーナツ型の大きな浮き輪に捕まって

水平線のかなたを走るタンカーを見つめていた。

あぁ…気持ちいい…

波のリズムに揺られて浮き輪が動く。それはゆりかごのようだった。

反対側の砂浜を見ると同じ劇団の仲間がバーベキューをしていた。

ビーチパラソルの下から白い煙が昇るのが見える。

その時ふと尿意を感じた。いくら夏とはいえ海の中は冷たい。

ずっと波に揺られているうちに少し身体が冷えてしまったらしい。

「トイレ行かなきゃ…と思ったけど、ま、いっか。海だし…」

俺は浮き輪に体をあずけたまま海の中で放尿した。
股間の周りだけが一瞬温かくなった。

あぁ…気持ちいい…最高だぁ…

股間の温かさは一瞬だけでまた元の冷たい海に戻っていく…

波のゆりかごと放尿の心地よさに酔いしれながら俺の意識は次第に遠のいていった。

次に目覚めたのは、自宅のベッドの上だった。

朝の光と小鳥の鳴き声がベランダの窓を通り抜けてくる。

俺はうーんと伸びをしようとして股間の冷たさに気がついた。

掛け布団を少しだけ開け首を起こして股間の方を見た。

アンモニアのきつい臭いが立ち上ってくる。

あぁ…

俺は溜息をついて上半身を起こした。

尻から太腿にかけて小便でぐっしょり濡れていた。

またやってしまった。オネショだ。

俺はスウェットとトランクスを脱ぎ、シーツで包むと、

それを持ってフルチンのまま風呂場に行った。

熱いシャワーを浴びる。やっと目が覚めた気分になった。

ひとしきりシャワーを浴びた後、今度はシーツで包んだ汚れ物にシャワーをかけた。

洗濯機に入れる前にこうして軽く洗い流しておくことに決めていた。

風呂場から出、バスタオルで身体を拭きながら廊下を歩く。

「おはよ」

隣の部屋から顔を出して挨拶してきたのは、同居人の酒井修だった。

「あぁ…おはよ」

俺も短く返す。

「俺これからバイトだから」

そう言うと酒井は手早くスニーカーを履き、慌しく部屋を出て行った。

「さて…」

自室に戻る。ベッドの上には今朝の世界地図布団が鎮座している。

俺はベランダの窓を開け、布団を両手で抱えた。

アンモニアの濃い臭いが鼻腔を貫く。

ベランダの手すりに濡れた側を手前にして布団を干し、
布団バサミを2 つ使い固定した。

再びベランダから部屋に戻ると、俺はソファに腰を下ろし、一息ついた。

あぁ…やっと終わった。朝の憂鬱な一連の作業が。

俺は現在25 歳。子供の頃からの夜尿症が未だに治せずにここまできてしまっていた。

季節によって変動もあるが大体週3 回くらいのペースで布団を濡らしていた。

高校卒業後、役者を志して上京したが、全く芽が出ないまま早7 年。

今は同じ小劇団団員の酒井とルームシェアをして暮らしていた。

酒井は俺の夜尿症については何も言わない。

というより俺の夜尿癖を知った上でルームシェアすることに決めたのだ。

本当は一人暮らしがよかったが、物価の高いこの東京でフリーターが

そこそこよいワンルームに住むなど夢の話だった。

今酒井と同居してるからこそ、風呂付、洗濯機置き場付の部屋に住める。

オネショの後始末を手軽にできる環境が得られたのは俺にとって大きかった。

もちろんその分酒井には十分気を遣っている。

洗濯機に汚れ物をそのまま入れず、

一度風呂場で軽く洗ってから洗濯するのもそのためだった。

自分の洗濯物が他人の小便で汚れた服と一緒に洗濯されるのは嫌だろう。

あと極力小便臭さも感じさせないよう、ファブリーズを使ったり芳香剤を置いたり、

部屋全体の匂いには特に気を遣った。

酒井には彼女がおり、たまにここに呼んでくることもあるからだ。

彼女がやってきた時に部屋が小便臭いのでは彼も居たたまれないだろう。

でも一番いいのは、俺のオネショが治ることなんだよな…

俺は伸びをしてソファに横たわった。



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以下翻訳してみました。ご参考までに☆


人口2000万人を抱えるこの都市でさえ、俺のような人間はあまりいない。

俺はいつも目立たないように努め、自分のことを明かさないよう気を付けている。

夕方以降、俺は水を飲まない。

しかしそれでも夜が来ると俺にはコントロールできないことがあるのだ。

人を絶望に追いやる冷たくて濡れた感覚を味わう前、
俺は他の人たちと同じように眠りの幸せを楽しんでいる。残酷な現実に戻されるまでは。

 

『実際、夜尿症は君が思うよりもはるかに多くの人が抱えてるんだよ。皆何も言わないだけで』

3歳まで、おねしょは病気ではなく正常とみなされる。

それだったら俺は27年しかおねしょの問題を抱えていないのだとでもいうのか。

『これは絶対に笑いですまされるものじゃない。
ロシアのアンドレイ・チカチーロは若いころ夜尿症を他人に笑われていた。
彼は成人後サイコキラーになり53人の子供を殺した。

例えば1990310日、ヤロシュワフ・マカロフという名の子供を
飴で誘いロストフ植物園に連れていき殺害…』

 

殆どの時間、俺の生活は普通の人と変わらない。
『このカバー外しときますか?』

『待って!!』

実際、夜尿症は主に他人に知られることがあまりにも恥ずかしいという心理的な問題だ。

他の部分はそれほど悪くない。強いて言えばシーツを洗濯することくらいか。

けれど、彼女を作ることについては本当に難しい問題だ。

『どうしたの?』

『行かないと…明日の朝仕上げないといけない仕事があるんだ』

『こんな時間から? 明日まで待てないの??』

『約束したんだ』

『ふーん』

自分の部屋の時はさらに難しい問題に直面する。

『どうしたの?』

『君、帰らないと。俺朝早いんだ』

『何時? あなたと一緒に出るわ』

『まずいんだ』

 

彼女にバレないようにオムツを着けることができれば
彼女を作ることができるかもしれないとも考えた。

 

まぁ、冗談だったしてもそうなる可能性も少しはある。

 

俺にとって、他人と長期的な関係を築くのは本当に難しいことだった。
ましてや結婚など言うまでもない。一緒に暮らすことさえ不可能なのだから。


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