顔を真っ赤にして俯いた石田は遂に股間を隠したその手を離した。
皆の注目が石田の股間一点に集まる。
最初そこにあるはずのチンコが無いように見えた。
陰毛しかないのかと思えるくらいに。
石田のチンコは重度の短小包茎のため陰毛に埋まり隠れてしまっていた。
それは180cmもある石田の身体にはとても見合わない粗末なモノだった。
横に並んだ子分の川上や斉藤がそれなりに大きいチンコだったため
余計に石田のチンコの小ささが目立った。
「何これ!めっちゃ小っちゃくね!?」
そう鬼の首を取ったように叫んだのは藤川尊だった。
とたんにクラス中に巻き起こる大爆笑。
実は僕は石田が短小包茎であることを知っていた。
石田が寝小便をして着替えているとき、
何かコイツのチンコ小さいなぁと思ったのがきっかけだった。
その後ネットで包茎手術のサイトや
包茎について検索している石田の姿もたびたび見かけていたので、
かなりコンプレックスなんだろうと踏んでいた。
寝小便と短小包茎という二つの大きなコンプレックスを抱えていた石田。
その内のひとつ短小包茎はクラスで晒してやろうと決めていた。
そして寝小便というカードはまだ切らないでこれからも利用しようと考えていた。
「ほら何してんだよ。サボってないで扱いてみろよ!」
さっきまで泣いていたはずの藤川が強い口調で三人に命令する。
三人はその声に弾かれるように自分のチンコをシコシコと扱き始めた。
今までに味わったことのないほどの大きな屈辱からか
時折三人の口から呻きとも溜息ともつかない声が漏れた。
まぁそれも無理はないだろう。
さっきまで奴隷のように扱ってきた奴等から命令され
クラスメイト全員の前で裸を晒し、チンコを扱いているのだ。
教室のボルテージはまだまだ上がり続ける。
今まで虐げられてきた不満と鬱憤が一気に噴出したかのように
三人に浴びせられる罵声の数々。
特に石田に至っては一番罵声が飛んだ。
「おい!短小チンコ!!」
「てゆか全然剥けてないじゃん!!」
「きんも~」
「高校生にもなって何だよそのお子様チンコ!!」
「おいおい!手に隠れて見えないんだけどぉ~超ウケる!!」
石田は顔を真っ赤にし屈辱の表情でチンコを扱いていたが
衆人環視の前で簡単には勃たせられるわけもなくチンコは小さいままだった。
「おい!川上!」
僕は川上の方を向いて言った。
一生懸命勃ちの悪いチンコを扱いていた川上は僕の方を見ると怯えた目をした。
「石田のチンコをくわえてやれ!」
そして川上の耳元に顔を寄せると
「願ったり叶ったりだろ!好きなやつのチンコをしゃぶれるんだから」
僕がニヤッとしながら言うと、川上はくぅっと悔しげな息を吐いた。
「ほら、早く!」
僕は石田の股間の前に川上を促した。
川上はか細い声で上目遣いに
「いっちゃん…ごめん…」
と言うと、石田の小さなチンコをくわえた。
とたんに湧き上がるクラス中の大歓声。
「うわ~キモい!!」
「地獄絵図だな」
「ほらほら!頑張って石田の粗チン勃たせてやれよ!!」
容赦なく浴びせられる罵声。
その時藤川が川上の股間を指差して言った。
「あ!こいつチンコ勃ててる!!」
赤黒い川上のチンコが完全勃起してしまっていた。
「うわ~こいつもしかしてホモじゃね?」
「もしかして喜んでんの?」
「きもいな~」
川上は石田のチンコをフェラしつつ悔しさからかついに涙を流し始めた。
「コイツ泣いてる~」
「やっぱ図星なのか」
「ホ~モ!!ホ~モ!!」
クラス中にホモコールが起こった。
一方咥えられている石田にも変化が起こっていた。
一生懸命我慢していたが、時折小さくあえぎ声が漏れるようになっていたのだ。
「コイツ感じてね?」
藤川が石田を指差して言った。
短小包茎のか弱いチンコは生フェラの強い刺激には耐えられず、
石田は川上の口の中で早くも完全勃起させていた。
「おい、もういいぞ。口を離せ」
僕は頃合を見て川上を石田のチンコから話した。
「あぁ…や…やめて…」
石田の弱々しい懇願も虚しく、完全勃起したチンコが白日の下に晒される。
それは先走りや唾液にまみれてテラテラと光っていた。
「小っちぇぇ…」
誰かが言った。
次の瞬間クラスにまたも大爆笑が起こった。
さっきとほとんど大差ない大きさだったのだ。
普段3cm弱、勃起時5~6cmといったところか…
もちろん勃起しても皮が被ったままである。
いかつい石田の身体と顔には全く似合わない粗チンだった。
「情けねぇ~」
「こんなチンコで今までよく威張れたな~」
「ウチの小学生の弟の方がよっぽど大きいんだけど」
容赦なく浴びせられる罵倒の言葉たち。
「う…う…うぅぅ…」
耐えきれなくなったのかついに石田は声を上げて泣き始めた。
クラスを牛耳り今まで散々悪行の数々を尽くしてきた石田が
とうとう泣いた。
その瞬間、僕の胸の溜飲が凄い勢いで下がっていくのを感じた。
ついに僕は勝ったんだ!
今まで受けたイジメの辛い日々が走馬灯のように僕の頭を流れていき、
いつしか僕の頬に涙が伝っていた。
石田は時折嗚咽を漏らしながら
勃起しててもよく分からない短小チンコをシコシコと扱いていく。
その泣き顔はクラス全体のサディスティックなエネルギーを
更に膨大させていった。
「泣くなよ~短小包茎」
「もうお前のあだ名は今日から短小だかんな!」
「それより早くシコってみせろよ~その情けないチンコ!!」
「し~こ~れ!!し~こ~れ!」
またもやシコれコールが沸き起こる。
その時、昼休み終了を告げるチャイムが鳴った。
上がりに上がり続けた教室内のボルテージもチャイムには敵わない。
石田は全員の前で射精することだけは免れた。
でも今一時的に免れただけで既にクラスのカースト最下層に落ちた
石田はこれからもさまざまな辱めを受けることは容易に予想できた。

その後、川上と斉藤は学校を辞めた。
石田もこうなってしまった以上学校を辞めたかっただろうが、
『辞めたら寝小便のことバラす』と脅し、半ば強制的に学校に来させている。
別に学校を辞めた後でバラされたところで構わないんじゃないかと思ったが
寝小便のことが周りに知れ渡ってしまうのはどうしてもイヤらしい。
僕はもう十分溜飲を下げたので石田に何か命令したりはしないが、
他のクラスメイト、特に酷い目に遭った藤川は執拗に石田に命令し、
裸でオナニーショーなどさせていた。
正直藤川は石田の秘密を知らないし、反抗もできるはずなのだが、
僕が後ろに控えている以上、言うことを聞くしかなかった。
来年年明けすぐにある2泊3日のスキー合宿研修。
僕は必ず参加するように石田に言い渡した。
石田は勘弁してくださいと懇願したが、僕は受け付けなかった。
『来なくてもいいけど来なかったら来れない理由を僕が画像と動画を
 使ってクラス皆に丁寧に説明しとくから』
と言ったら涙目になっていた。
さぁ、ヤツはどんな寝小便対策をしてくるんだろうか?
オムツとか持ってくるのかな?
合宿中に寝小便して皆にバレるのも面白いけどな~

ふとスマホを覗き込んだら、あのアプリが消滅していた。
うん。もう僕には必要ない。
あのおじいさんは何者だったのだろう…
僕は空を見上げた。
澄み渡る初冬の空にふたつみっつ雲がのんびりと泳いでいた。

-終-